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男性合唱団 東京リーダーターフェル ジルバーナ1925

 東京リーダーターフェル1925はその名前からもお判りの様に、2025年には設立100年を迎える日本では最も歴史のある男性合唱団です。そのシニアメンバーで構成されたリーダーターフェル ジルバーナ1925によるコンサートが,江戸川区のタワーホール舟堀にて開催されました。「目をつぶって聞いていただければ、聞こえてくるのが私達の年齢です」という楽しい挨拶から幕を開けましたが、先ず、メンバーの立ち姿の美しさに驚かされます。

 第一部のジブリ映画からのおなじみの曲も、初めて聞く男性合唱が新鮮です。第二部では、世界でも日本にしか無いと言われる男性合唱組曲の形式で「尾崎喜八の詩」の世界が、日本の四季の風景と共に目の前に広がりました。そして第三部、プログラムを見た瞬間から楽しみにしていた「喜びも悲しみも幾年月」は木下恵介監督による名画の主題曲ですが、淡々とした歌い出しからやがて力強く盛り上がる様は、灯台守夫婦の波乱に満ちた年代記とも言える映画そのままです。とにかく、男性合唱の魅力がぎっしり詰まったコンサートでした。




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